優良事例集

規模を維持しつつ、農業で地域貢献拡大へ

藤井グリーンファーム/藤井眞二さん/次世代継承
福岡県の最西端に位置する糸島市。福岡市中心部から車で40分程度の立地ながら、自然あふれる雄大な景色が広がり、観光地としても人気のエリアです。福岡市出身の藤井眞二さんは、会社員を経て、起業を志す中で出会った「農業」に直感的に惹かれ、研修後独立就農。現在はアスパラガスを主力としながら。地域に還元する農業を目指して「いちごの観光農園」のオープンに向け準備を進めています。

農業をはじめるきっかけは?


サラリーマン時代から35歳で起業をしたい、という想いがあり最初は飲食業を志しましたが、何かが違うと模索する中で出会ったのが農業。研修を受けてみると、土の上に立ち作業をする際の足裏の感触、かく汗も心地よく就農を決意しました。場所や作物にこだわりはなかったにも関わらず、農地探しに苦戦。色々なご縁が巡りに巡って、研修先の隣のアスパラガス農家の方が引退するからやらないか?という話があり、引き継ぐ形でスタートしました。


地域資源を大切した持続的な農業とは?


経営スタイルをきちんと考えるようになったのはまだ最近のこと。最初の頃は、農業技術の習得と来訪者の対応に追われていましたが、農園まで買いに来てくれたり、この福吉地区に直売所があることで、販路が確保できたことは幸いでした。農業はどうしても季節ごとに作業量に差が出てしまいます。その中でも、農閑期をなくし、常時雇用可能な形で農業を続けることを目指しています。「すごい儲けよう」というよりは、しっかりと休みを確保しつつ、地域資源である人も土も大事にする農業をしたいと考えています。


都市部ともつながる農業とは?


しばらくは今以上に人数を増やしていくつもりはありませんが、地域コミュニティ活性のためにも、いちごの観光農園をつくろうと準備を進めています。地域の基幹産業である農業を活かして、地域の人と都市部の人たちと一緒になって体験ができる場をつくっていきたいと考えています。今後はアスパラガスにかけているリソースと新規事業とのバランスをとる必要が出てくるかもしれません。


就農後、これまでの成果は?


譲ってもらった農園で、それまで働いていた方1名と最初から一緒にやりながら、3年で追加投資をして当初の倍以上の面積まで拡げています。アスパラガスは最初の1年目は収穫できないため、その間に働き手を探し、4年目からは7~9名程度で栽培をしています。農業技術を習得しながら、販路確保や拡大、労務管理は大変なことではありますが、会社員時代の経験を活かしながら取り組んでいます。最初は分からないことも多く大変なこともありましたが、経験したことに無駄は無いと感じています。


2代目としての良さは?


ここまでやってこられたのは運が良かったというのが本音です。「農地が見つからなければ諦めよう…」と考えていたタイミングで研修先の隣が空き、師匠の横で始められたことで、何か分からないことがあっても師匠をはじめ、就農当初からつきあいのある周りの方々に支えてもらえた。周囲の支えがあったから、これまで続けられました。二代目のような気負いは無いものの、地域の後継者として認めてもらえるようになってきたかなという実感と共に、着実に農家として成長を遂げています。

住所福岡県糸島市二丈ヲシマ6311
代表者名藤井眞二
作目等アスパラガス
従業員
URLhttp://fujii-green-farm.com/

新農業人スタートのメールマガジン!イベント情報などさまざまな情報をお届けします。