優良事例集

都市型農業の特色を生かし、ヨーロッパ野菜などを栽培

GreenGroove/中島光博さん/新規就農
GreenGrooveは主にヨーロッパ野菜や、珍しい野菜の栽培を行っています。中でも主力商品の10種の洋野菜をミックスしたベビーリーフは売上高の8割を占めます。取引先は外食系のお店等が多く、毎週マルシェに参加しての直接販売も行っています。大阪という大都市での都市型農業の特色を生かし、比較的高い単価での販売を行うことが出来ています。

脱サラして新規就農することになったきっかけは?


友人に誘われて、脱サラして就農したのが11年前。仲間同士で始めた農業でしたが、素人ばかりで上手く行くわけもなく、売り上げも少なく仲間は減りました。大阪、東京を毎週往復しマルシェでの販売をしながら、休日も睡眠時間も削りながらの栽培、販売を行う日々でした。それでも、農業を始めてみたら自分には農業が合っていたこと、楽しかった事もあり、マルシェでの販売などを続けていく中で取引先や農家の仲間も増えて、6年前に独立して、中島さんはGreenGrooveを立ち上げました。


中島さんが目指す農業経営とは


「優良企業になりたい!」と考えている中島さん。ご自身は元々農業に憧れて就農したわけではないので、農業に対する大きな目標はないといいますが、様々な参入障壁の経験や農業者が減り続けていく業界を客観的に見て、今はまずGreenGrooveを農家ではなく企業として成功させていきたいと経営に取り組んでいます。「農業だから」、「自然相手だから」という農業の既成概念を取り払い、働く時間や職場環境の改革がもっと進んで、「普通の人が普通に就職・転職の選択肢に農業を入れる」時代になっていくように、農業に携わる自分たちが、とりまく環境を整えていかないといけないと中島さんは考えています。


都市型農業の利点を活かして、取り組んでいること


GreenGrooveは、多様な販売先を確保しやすい都市型農業の利点を活かして、利益率の高い農業となるように、経営努力を行っています。しかし、これからの10年、20年先のことを考えたとき、配送料の高騰や、人口の減少、鮮度を保つ技術が進んで来たことによる近隣の大規模生産地の台頭など、栽培だけでは段々と厳しくなっていくことが考えられると中島さんはいいます。そうした環境を想定しながら、今後は生産農家として出来る6次化や、販売についても、もっとブラッシュアップしながら経営を行っていこうとしています。また、有機水耕栽培や企業とのコラボで生鮮食料品の流通を変えていくような事業も検討していくなど中島さんの経営の夢はまだまだ大きく膨らんでいきます。


これまでの事業経営はどうでしたか?


11年前に就農した当時は、4名の仲間と農業を行っていましたが、売り上げが上がらず中島さんともう1人の方の2名にまで減った時期がありました。その後、独立起業して6年経った現在は、正社員4名、パート3名を雇用しています。GreenGrooveがある地域は、農地に適した土地が少なく、栽培面積をなかなか増やすことができないため、水耕栽培を行っているハウスは3反、露地栽培の畑が2.5反の合計5.5反を利用して野菜を栽培しています。農家としては決して広くない面積ですが、1反当たりの収益を高くする工夫を行い、優良な経営を行っています。


経営していく中で大切にしていること


就農段階から水耕栽培で野菜を育てる技術が身に付けられたことが、中島さん自身にとって、現在も農業を続けてこられた大きな要因となっています。露地栽培は天候に大きく左右される為に、新規就農者では1作栽培が上手く行かないだけで、廃業せざるを得ない場合があります。しかし、生産面積が小さくても、施設栽培は周年栽培が行えることが、経営を行う上で大きなメリットになると考えたそうです。また、周りの農家さんの野菜も一緒にマルシェで販売したりしながら、情報を交換を行い、農家どうしの横のつながりを持つことも、農業経営を進めるにあたり大切にしてきた事の一つです。新規で農業経営を行う場合、安定した収入に繋げるためには、まずは自らに合う経営のやり方を見つけることが重要なのだと、中島さんは教えてくれました。

住所大阪府和泉市仏並町2118
代表者名中島光博
作目等ベビーリーフなど、主に水耕栽培でのヨーロッパ野菜や、珍しい野菜の栽培
従業員常時雇用社員4名、パート・アルバイト3名
URLhttps://www.facebook.com/farm.grgr/

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