アグレスは、野辺山高原を開拓した先人たちの開拓者精神を受け継ぎ、「日本農業を革新する」ことを経営理念に掲げています。野辺山地域では栽培が難しいと敬遠されていたホウレンソウで、「全国有数の農家」と呼ばれるまでに成長。2006年に法人化する際には、日本一アグレッシブな農家になることを目指して、先代と今の代表とで「アグレス」という社名を付けました。こうした革新の一環として、受け入れを始めた外国人実習生の冬季働き先として、埼玉県の出荷組合との提携を取り付け、農閑期の収益を生むことを実現しました。
アグレスの9名の正社員は平均年齢が27歳で、20代前半の社員が多く活躍しています。他にも期間パート、11名の外国人実習生など従事する人材は多様です。全ての従業員に積極的な休暇の取得を推奨しており、有給休暇の他に、家族サービスのための「アニバーサリー休暇」を付与しています。結婚記念日や家族の誕生日、また、「プロポーズ休暇」といった独身者を対象とした休暇もあります。産地リレーの生産体制で出張が多くなることから、家族へ十分な配慮を形にすべく、このような特別休暇が設けられました。休暇制度以外にも、従業員とその家族が一緒に参加できるバーベキュー大会や社内旅行などを企画しています。福利厚生などの会社の仕組み作りを担当する山浦さんは、「さらに給与や休暇制度を充実させたい」と話します。規模の拡大により、2019年春には初めて正社員が10名を超えます。今後もさらなる事業拡大を見据えて、「アグレスで働きたい」と前向きな気持ちで入社する優秀な人材が集まるように、JGAP(食品安全、労働環境、環境保全に配慮した持続的な生産活動を実践する優良企業に与えられる認証)の取得を目指して労働環境を整えています。
社員が主体的に、目標を持って働けるようにキャリアパス制度(昇格の条件・基準を明らかにする制度)を取り入れています。一般職・中級職・上級職に分け、役職ごとの給与や条件、必要なスキルや能力を明記して社員と共有しています。一般職から農場長へステップアップするための条件などが明確になっています。指導や経営に興味がある上昇志向型の社員と、生産者としてスペシャリストを目指す社員とを分け、本人の目指す方向性に合った指導をしています。「一人ひとりが持っている可能性を伸ばしたい」という代表の強い思いが反映されています。
朝早くから畑を耕すイメージの農業ですが、マルシェでの店頭販売、野外音楽イベントを開催して地域活性に貢献するなど、農場以外の場所でもアグレスの従業員が大いに活躍する姿が見られます。参加者を募っている「農スタ」で、農業に携わる若い人材を育成しながら、若い社員のアイディアを積極的に取り入れて、今後もアグレッシブに事業拡大に挑みます。
| 住所 | 長野県南佐久郡南牧村野辺山176-9 |
|---|---|
| 代表者名 | 土屋梓(取材:総務未来開発室長 山浦昌浩) |
| 作目等 | ほうれん草、レタス、白菜、キャベツ |
| 従業員 | 役員1名、常時雇用社員10名、パート・アルバイト60名 |
| URL | http://agres-nobeyama.com/ |
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