優良事例集

牧場経営の在り方を追求。何より関わる人を元気で幸せに

有限会社ロマンチックデーリィファーム/須藤泰人(取材:取締役 須藤史生)さん/ホワイト企業
群馬県利根郡昭和村で、酪農業を営む有限会社ロマンチックデーリィファーム(以下、ロマンチックデーリィファーム)。1974年の創業以来、徐々に頭数を増やしながら大規模化による安定した経営を目指してきました。関東地方屈指の規模を誇り、成牛、育成牛合わせて1000頭以上 の乳牛を赤城山の麓に広がる牧場で飼育しています。今年新たに掲げたスローガンは「元気な牛、元気なスタッフ、おいしい牛乳」。一般的には1日2回の搾乳を、1日3回行っているのもその一環です。そうすることで牛の負担は軽減され、生産量は10~15%増となります。ロマンチックデーリィファームでは、新しい技術や機械を積極的に取り入れながら、平均年齢約30歳の従業員たちが日々高品質な牛乳の生産に努めています。

経営の在り方と同時に大切にしているものとは?


ロマンチックデーリィファームは、代表取締役社長の須藤泰人さんが「ロマンをもって仕事に取り組んでほしい」という想いを込めてつけた社名の通り、従業員がロマンを感じられるような酪農業や牧場経営の在り方を追求しています。安定した経営基盤を築くため、徹底した分業化と、機械の導入による効率化を実践。「元気な牛を育てるためには、何より携わる“人”が元気で幸せであることが大切しています」と、人事を担当する取締役の須藤史生さんはいいます。ロマンチックデーリィファームは、充実した労働環境を築き、次世代酪農を意識した組織作りにも取り組んでいます。


適正な労働環境となるように、取り組んでいること


現在、約20名の正社員が従事しています。新卒採用は毎年行っており、20代前半から30代の若手が中心となって牧場を支えています。ロマンチックデーリィファームに携わる“人”が元気で幸せであるために、特に休暇制度、福利厚生の充実に力を入れています。業務にはシフト制を導入し、朝5時からの勤務や夜勤もありますが、適正な勤務時間となるようにスムーズに交代できる仕組みが整っています。また、分業化を進めながら、順次各部署の仕事を経験できるようローテーションが行なわれていることで、お互いにカバーできる体制になっています。機械化できるところは積極的に設備を導入することで、全体的な仕事の効率化も図られています。


次世代の酪農家を育てる環境づくりとは?


ロマンチックデーリィファームの組織は、成牛・育成・飼料・機械・堆肥・総務の6つの課からなり、従業員は配属部署特有の専門性を高めることができます。こうした技術力の向上は、一つの仕事に限ってはいません。ある程度一人前の仕事ができるようになれば、別の仕事への異動が可能です。「どれも簡単ではなく、覚えることがたくさんあります。しかし、いろいろな仕事をマスターしていくと、それぞれの仕事がどうつながっているかがよく分かるようになります。酪農の仕事を全体的に見られるような形になれば一番いいですね」と須藤さんはいいます。それは、ロマンチックデーリィファームが次世代の酪農業を意欲的に担うマインドを育むことを大切にしているからなのです。


経営していく中で大切にしていること


ロマンチックデーリィファームが大規模化に成功したのは、各業務の管理システムによって蓄積されたデータの分析と、それをもとに丹念に改良を重ねてきたことにあると須藤さんはいいます。最新の設備を導入し、より前進的な酪農業に挑戦し続けてきたことで、生産量や売上高も順調に伸びており、「やる気のある人には全部教えたいと思っているので、うちで働けばプロになれると思います」と話す須藤さんの言葉通り、独立を視野に入れている就農希望者の受け入れも行っています。酪農業界全体の将来的な担い手を増やすことが、とても重要であると考えているからです。

住所群馬県利根郡昭和村赤城原915-1
代表者名須藤泰人(取材:取締役 須藤史生)
作目等酪農
従業員役員等3名、常時雇用社員25名、パート・アルバイト2名
URLhttp://rdfarm.co.jp/

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